教科書

技術と経験で、教育現場の「今」に応える。

画像:教科書

ソリューションpoint1: CUD(カラーユニバーサルデザイン)対応

画像:CUD(カラーユニバーサルデザイン)対応上)改善前 下)改善後
グラフ表現を、色分けだけでなく、濃淡や明暗の違いで区別し、色覚特性に対応。

2003年、教科書本文のカラー化が始まり、教育の現場において色情報は大きな役割を占めるようになりました。しかし一方で同年、従来行われていた色覚検査が廃止されたため、もし色覚に障がいがあっても児童や生徒自身が認識できていない状況が生じています。つまり、情報を解りやすく伝えるための教科書の色情報が、色の豊富さゆえにかえって、一定数の児童や生徒を混乱させることにもつながってしまうのです。

普通の色覚の人、色覚に障がいを持っている人の双方に配慮した見やすい色使いおよびデザインが、CUD(カラーユニバーサルデザイン)です。当社では、色数の多い図版が使われる歴史教科書においても、的確なCUD対応を行った実績があります。またCUDを推進するNPO法人CUDO(カラーユニバーサルデザイン機構)の賛助会員になっており、社員が正しい理解のもと、より良いモノづくりを目指しています。

ソリューションpoint2: 組版

画像:組版左)新ゴR
右)学参新ゴ
しんにょうが手書きに近い形になっている。

教科書を使う児童や生徒が間違った理解をしないように、教科書の組版においてはさまざまな視点から「正確さ」が求められます。例えば、一般的な印刷で使われる書体は読みやすさを重視し学習的には正しくない字形を選択することもありますが、義務教育の教科書では文字を正しく学習するために専用の「学参書体」を用いて制作します。

また人名や地名などの固有名詞においては通常使われない文字が必要となる場合がありますが、当社が使用する印刷用の書体では、これらの字形もカバーできるように作られています。ほかにも数式の組版では、添字の位置関係や大きさも含めて正確に記述する必要があるなど、教科書の組版には一般的な印刷物と比べてさまざまな注意点があります。

当社では、「InDesign」「MC-B2」「Edian」「QuarkXPress」「TeX」「Word」など多数の組版環境を整備。教科書を制作する際はそれぞれの組版システムの長所を生かすため1冊の教科書を複数の組版システムで制作することもありますが、ページによってデザインの体裁が異ることのないよう細心の注意を払って作業しています。

 

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